梨を食べて夏バテ解消・のどを潤し炎症を抑え咳やのどの痛みを軽減!

  • 2019.09.05
  • EAT
梨を食べて夏バテ解消・のどを潤し炎症を抑え咳やのどの痛みを軽減!
梨の写真

【梨はどんな果物】

梨はバラ科ナシ属で中国原産、登呂遺跡で種子が出土するなど日本でも栽培の歴史は古く弥生時代には食べられていました。
和梨と洋梨、中国梨でタイプが違い、数多くの種類があります。

日本では沖縄以外の全国で作られ、生産量は千葉が一位です。
ゆるキャラ「ふなっしー」は千葉県船橋市在住の梨の妖精という設定のマスコットキャラクターで大人気です。

シャリシャリの食感とみずみずしい甘みが、夏の終りに食べる果物として最適ですね。

【栄養・効果】

88%が水分で暑い時期の水分補強に適しています。

アスパラギン酸が100gに140mg含まれ、エネルギー代謝を促進し疲労を回復します。

ソルビトールが呼吸器系の炎症を抑え、咳や痰、のどの痛みを軽減します。整腸作用もあります。
食物繊維との相乗効果で便通を改善し、大腸がんの予防に効果があるとの研究報告もあります。

リンゴ酸、クエン酸などが夏バテなどの疲労回復に役立ちます。
カリウムが不要な塩分を排出し血圧を下げる効果があります。

プロテアーゼが肉や魚などの消化を促し胃もたれを防止するので、食後のデザートにも向いています。

【注意点】

一度に大量に食べるとお腹が緩くなる場合があります。

【食べ方】

長時間冷やすと甘みが薄れるので、食べる1時間位前に冷やしたほうがよいでしょう。

【選び方】

形がよく、実がしまっていて重みのあるもの、軸がしっかりしたものを選びます。
梨の表面はザラザラしていますが、熟してくるとザラザラが少なくなります。

お尻のほうが甘みがあるので、お尻が横に扁平気味に広く広くどっしりしたものがよいでしょう。
二十世紀などの青梨は、緑色がみずみずしく、黄色みを帯びるにしたがい甘くなります。
黄緑に黄色がまだらに入った「虎熟れ」が最も美味しい状態です。

幸水など赤梨は薄い茶色より、少し赤みがかかってきたものが食べごろです。

追熟はしないので新鮮なものを選びましょう。
販売までの期間を考慮し早採りしたものは甘みが足りないので、商品の回転の早い店で買うか糖度表示を確認しましょう。

【保存方法】

冷蔵庫の野菜室で1週間程度保存できますが早く食べたほうがいいでしょう。
保存する場合はへたを下にします。

【旬】

主に9月が旬です。
種類により7月から1月まであります。

【梨の育て方】

梨は樹高3m程度になる中高木で、植え付けから収穫まで和梨で3~4年、洋梨で5~7年です。
低温に強く-20℃まで耐えます。

苗木から育て、苗植えの適期は落葉している12月~3月で、地植えも鉢植えも可能です。
日当たりの良い場所、水はけの良い土を好みます。
1本では実をつけない「自家不和合性」なので、2本以上で育てる必要があります。
品種の組み合わせの相性があるので注意して選ぶ必要があります。

病害虫の被害が多い果樹で栽培は簡単ではないので、比較的上級者向きです。

<コンパニオンプランツ>
ニンニク 

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