恋愛でも仕事でも友人関係でも、それが終わる時はあるものです。
慣れ親しんだ関係が終わるというのは、寂しいし不安に感じるかもしれません。
自分から言いだしたことでも心に葛藤は生まれますが、相手が終わりを望んでいることを知った時はショックですよね。
ふられたり、人が去っていったり、仕事を切られたり、様々な縁が終わる時、自分の何が悪かったのだろうと悩むかもしれません。
しかし相手に執着し悪いところは直すからと復縁を迫っても、ケースバイケースですがなかなかうまくいかないでしょう。
そのような場面になったら、相手を憎んだりせず、とりあえず気分を変えましょう。
いつまでも悩まずにひとつの関係が終わることは卒業だと捉え、次のステージに進みましょう。
人生は思い通りにはならない、不変なものはないと知ることは、投げやりになることではありません。
むしろまだ見ぬ世界にワクワクする、そのような場合もあるほどです。
自分の中でケリを付けて終わらせることができれば、そこに新しいスペースができて新しい関係が生まれるでしょう。
それを楽しみにしていれば、寂しさや辛さも時間が解決してくれます。
モノへの執着や地位への執着など、人は何にでも執着するものですが、それは苦しみの元になります。
誰でも苦しみは避けたいものですが、執着があると気づくのはそれが失われた後だったりするのでやっかいです。
日頃から心をよく観察することが必要ですね。
執着は仏教では煩悩なので、僧侶は煩悩をなくす修行などをしますが、私たちもその方法から学ぶこともできます。
宗教色を排し、心の訓練によって煩悩をなくすことを教えるセミナーなどもありますが、ヨガや瞑想も特殊なものではなくなり、現代社会の中で大きな役割を果たしていますね。
煩悩を抱えながらも気持ちを切り替えて次にいこうと思ったほうが苦しみが緩和されます。
しかし、次から次へと交際相手を変えたり、短期間で仕事を転々とするのは考えものです。
その人の性格によって、気軽に考えたほうがいい人と、もっと反省して真剣に考えたほうがいい人はいますが、人は慣れている方法、自分に都合のよい解釈を受け入れがちですから注意は必要です。
同じ事を繰り返さないように反省することは、心が元気な時に行うのであれば将来のためになります。
経験は学びになるでしょう
いずれにせよ、憎悪を抱かず感謝を忘れず前向きに考えて、次にいきましょう。
執着で心を縛るのは健康にもよくありません。
悲しくても、時と共に変わっていく関係もあることを受け入れることが必要です。
悪いことを自分の頭の中で再生産しないで、良いことを思い浮かべ、未来の出会いを楽しみに、今日も息ができることに心の中でありがとうと言いましょう。
きっといいことがありますよ。