【キャベツはどんな野菜】
キャベツは1年中流通し食卓に上がることも多い身近な野菜です。
原産はヨーロッパの地中海沿岸や大西洋沿岸地帯で数千年前から栽培され、日本に今の形のキャベツが入ってきたのは江戸時代末です。
【キャベツの栄養・効果】
胃の痛みを抑え胃粘膜の修復、胃潰瘍に効果のあるビタミンUが含まれています。
キャベツから発見されたビタミンUはキャベジンとも呼ばれ、その名をとった胃腸薬も有名ですね。
ビタミンUは熱に弱いので生で食べるといいでしょう。
ビタミンCの含有量が100g中40mg程度と淡色野菜の中ではトップクラスで、ストレスへの抵抗力を高めがん予防にも効果があると言われています。
ビタミンKの含有量も多く、カルシウムと合わせ骨を丈夫にする効果があると言われています。
【注意点】
生で食べすぎると体を冷やす場合があります。
【調理法】
生食に向いています。
長時間加熱すると水溶性のビタミンCやビタミンUが溶け出すので汁も飲めるスープにするか、軽く炒める程度がいいでしょう。
【キャベツの選び方】
重みのあるもののほうが巻が多く中まで詰まっています。
外葉の鮮度が良いものはひとつの目安になります。
外葉を取り除いたものは、古くなって取り除いている可能性があります。
緑色が濃く、艶のあるものを選びます。
【キャベツの保存方法】
冷蔵庫で2週間程度保存できますがカットキャベツは切り口が変色していまうので早めに食べましょう。
【旬】
品種改良により年中収穫できるようになったので通年流通しています。
【キャベツの育て方】
夏まき冬どり
7月下旬~8月中旬に種まき、8月下旬~9月上旬に植え付け、10~11月以降に収穫します。
秋まき春どり
9月中旬~10月下旬に種まき、10月中旬~11月上旬に植え付け、翌年5~6月に収穫します。
ヨトウムシ、アオムシ、コナガなどの害虫被害を受けやすく、無農薬栽培では防虫ネットや寒冷紗は必須です。
土の中の害虫には役立たないため、見つけ次第駆除します。
以前無農薬で作ろうとしましたがいろいろ難しく、あまりうまくいきませんでした。
どれだけ手間をかけられるかが重要な気もしますし、調理段階で虫が入っていても取り除くくらいの気持ちが必要でしょう。
プロ農家は薬剤を使い見ためもきれいなキャベツを作っていますが、手間を考えるとそうなるのでしょうね、
<コンパニオンプランツ>
レタス、シュンギク、ニンジン